1日午前、ハノイの国会議事堂で、ベトナム共産党政治局、書記局はオンラインで、全国会議を開き、全国の幹部や党員およそ130万人が参加しました。
この会議は、「政治システムにおける組織・機構の合理化」に関する第12期党中央委員会総会の決議18号の実施状況の総括、2024年の社会経済発展状況と2025年の社会経済発展を加速させる措置などについて討議するため行われたものです。
会議にはトーラム党書記長、ルオン・クオン国家主席、ファム・ミン・チン首相、チャン・タイン・マン国会議長が出席しました。
会議で、マン国会議長は30日に閉幕した第15期国会第8回会議で、法律制定が改革されてきた。今国会で多くの重要な課題が決定され、国民と企業の困難解決に寄与し、インフラ整備の改善と開発空間の構築のためのリソースを最大限に活用することに突破口を切り開いていると明らかにしました。
それに続いて、チン首相は「2024年の社会経済発展状況と2025年の社会経済発展を加速させる措置」に関する報告書を読み上げました。これによりますと、
今年のベトナムの経済成長率は 7% 以上に達する見通しで、地域および世界で高い成長率を誇る数少ない国の中です。また、今年通年の輸出入総額は8千77億ドルに達すると推定され、過去最高を記録します。 FDI=外国直接投資の誘致は明るい兆しを見せ、世界で最も多くのFDIを誘致する途上国15カ国のグループに入っているということです。
会議で、トーラム書記長は「ベトナムが国の新しい時代である躍進の時代に入る能力と決意を十分に備えている。また、政治システムが効果的に運営されるように、今は政治システムの組織の合理化を実施するタイミングであり、チャンスでもある」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「体制の改革に突破口を切り開く必要があります。国のあらゆるリソースを活用するため、体制におけるボトルネックや困難を解消し、行政改革を強化し、国の発展に好ましい条件を提示する必要があります。体制の改革は法律制定機関の任務だけでなく、政治システム全体、およびそれぞれの幹部や党員の責任でもあるということを認識しなければなりません。そのほか、官僚主義、汚職行為を取り締まるための強い措置を取り必要があります。社会経済開発に関する政策や主張が十分に制定されたことから、今は行動に乗り出すタイミングです」
政治システムにおける組織・機構の合理化に関して、トーラム書記長は中央から地方まで、あらゆる部門、機関、地方はこの主張の実施に決意を固める必要がある。これは政治システムの運営の質的向上に特に重要な任務であると強調しました。
(VOVWORLD)